* 稀 少 石 *


この部屋では珍しい宝石を御紹介します。

アレキサンドライト

コンクパール

デマントイド・ガーネット

ラズベリル

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アレキサンドライト


           『クリソベリル アレキサンドライト』 硬度 8.5、多色性。
           「魔法の宝石」という別名を持つアレキサンドライトは、金緑石
           (クリソベリル)の変種です。 (金緑石で有名なのがキャッツアイ
           という猫目石です。)
           アメリカでは世界五大宝石の1つとされています。(日本ではアレ
           レキサンドライトの代わりに真珠が五大宝石とされていますが。)

           アレキの最大の特徴は色変わりの見事さにあります。
           ロシアで初めて発見された時、太陽の下でアレキを見た鉱夫達は
           最初エメラルドだと思ったそうです。しかし次にローソクの下で
           見てみると、今度は驚く事に、赤く色が変わったそうなのです。
           太陽や蛍光灯の下では「緑」「青緑」をしており、白熱電球の下
           では「赤」や「赤紫」色に輝きます。
           この見事なまでのカラーチェンジの秘密は、アレキが含有する酸
           化クロムの影響のようです。
           このクロムはエメラルドを緑に、そしてルビーを赤くする役目を
           持つ発色成分です。
           アレキはこれを等分に保持している石なので、光を吸収した際、
           その光の性質によって色が決定するようなのです。
           私の独断ですが、アレキ自体の色は「薄い、黄オレンジ緑」色を
           しています。透明な淡いカーキ色と言うか‥‥‥。

           アレキサンドライトと言う名前は、この石が発見された日が ちょ
           うどロシアの アレクサンドル皇太子 (後の皇帝アレクサンドル
           二世)の誕生日だったので名付けられたそうです。

           アレキサンドライトの中で更に稀少なのが「アレキサンドライト
           キャッツアイ」です。
           アレキの変色効果を持ちながら、尚且つ シャトヤンシー(猫目効
           果)が現れる宝石です。
           しかしキャッツの効果がある分、変色効果は いくぶん落ちるそう
           ですが‥‥‥。

           普通、宝石はカラット(石の重さ)やインクルージョン(内包物)の
           有る無し、透明度、キズ等で評価されますが、アレキの場合は
           ハッキリと「色変わり」するかで価値が違ってきます。
           もし御購入される時は、そこで売られている全てのアレキにペン
           ライトを当ててもらい、1番変色するものを選んだ方が良いかも
           しれません‥‥‥。

           でも宝石は「出会い」だと仰る方もいるので、変色効果に こだ
           わらず、好みのデザインで選ばれるのも良いかもしれませんネ♪
           ですから世間一般の評価は気にせず、とにかく『これだ!』と
           思える宝石と出会えたならば、それが その方の守護宝石なので
           しょう v



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コンクパール


           天然の『コンク真珠』。 ハッキリとしたピンク色の真珠です。
           私は最初 見た時、珊瑚かと思っちゃいました(^^;)
           ↑普通の真珠とは明らかに違います。
           ピンク色の巻貝の一種に育まれて出来るコンクパールには各色
           あるようですが、その中で宝石として好まれるのが、ピンク色
           とオレンジだそうです。

           このコンクパールは養殖が出来ない上、出現率が1000個に1個、
           あるいは10000個に1個とも言われています。(研究者によって
           諸説あるらしいので、素人には何とも言えませんが‥‥)
           とにかく出現率も低い上、宝石に使える丸い形を保つピンク色
           ともなると本当に稀少らしいデス。

           真珠の表面に「フレーム」という曲線模様がある物の方が宝石
           としての価値が高いとの事。

           海の宝石である このコンクパールは とても可憐で、人魚姫が
           身に付けていそうなイメージがあります。(=^-^=)



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デマントイド・ガーネット


           緑色の灰鉄柘榴石で和名は「翆柘榴石」。硬度 6.5〜7
           アンドラダイト・ガーネットの一種。
           一般に言われる「ガーネット」とは、約15種類ほどある鉱物
           の総称です。(グループ名みたいなもの)

           「デマントイド」と言う名前は「ダイヤモンドのような」と
           言う意味のドイツ語だそうです。
           ロシアで発見された この翠色の石は、かつてはロシア帝国
           の皇族のみが所有する事を許された稀少な石なのデス。

           ガーネットの中では珍しい緑色をしていますが、この石の凄
           い所は名前の由来と関係しています。

           普通の定説では、ダイヤモンドが1番硬くて虹色に輝くファ
           イヤ(分散率)も1番であると言われていますが、実は分散
           率においてはデマントイドの方がダイヤモンドを遥かに凌駕
           しているのです☆
           分散(光が物質を通過する時のプリズム効果)率がダイヤモ
           ンドよりも高いと言う事は、ダイヤモンド以上にキラキラと
           輝くと言う事になります。
           デマントイドがダイヤモンドに勝てないのは硬さだけかもし
           れませんね‥‥‥。色もエメラルドグリーンで美しいデス v

           デマントイドで大きい結晶は発見されておらず、小さいもの
           でも かなり稀少のようです。
           普通の宝石であるならば「ホーステイル・インクルージョン」
           (馬の尻尾のような繊維状内包物)は宝石の価値を下げるも
           のですが、デマントイドに限ってはその稀少性から逆に「ホ
           ーステイル・インクルージョン」がデマントイドの価値を上
           げてくれるらしく、わざわざホーステイル・インクルージョ
           ンが中央に来るようにカットされるそうです。

           デマントイドの色は、淡い暗緑系や黄緑色をした物がありま
           すが、1番価値が高いのは輝くエメラルドグリーンをした物
           だそうです。

           私が今1番狙っている宝石は このデマントイドなのデスv



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ラズベリル



            正式名は「Pezzotaite ペツォタイト」。
            ラズベリルという呼称はコマーシャルネームだそうです。
            今世紀に入ってからマダガスカル中部で発見された新種の鉱物です。
            (↑つまり数年前)
            ベリルに属しているので、アクアマリンやエメラルドの仲間と言う
            事になりますネ。

            濃いピンク色をしていて、内包物が多いので、カボションカットに
            されてキャッツアイ効果が楽しめるようです。

            産出量が とても少なく、今後どれくらい採掘できるのかは分から
            ないので かなり稀少な宝石と言えます。

            地底には、まだまだ私達の知らない美しい宝石が眠っているのかも
            しれませんネ♪
            私も いつか、スリーピング・ビューティな宝石を見つけてみたい
            ものです (=^o^=)/




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